2014年04月18日

大自然の中で生かされている事に感謝して・・・


 あの未曾有の大災害、東北大震災から丸三年が経過しました。TVや新聞で岩手や福島県の現地の復興の様子を見ると、破壊された住宅や社屋の建物の瓦礫の片づけがようやく終わって、再建築や復興の兆しが見えてきています。Google(グーグル)地図のストリートビューでも、道路整備や建物の再建が行われたところが写っていて、生々しい災害の傷跡が少しずつですが癒されてきている感じがします。勿論それでも、実際に被害に遭われて大切な親族や住むところを失われて、災害避難仮設住宅や避難先にて悲嘆に暮れて居られる方も多く、その方々の心の傷跡は今後もそう簡単に癒されるものでは無いとは思いますが、荒々しい大地の巨岩をも侵食して形を変えていく水の流れのごとく、時間は容赦なく流れ去ってゆき、やがては人々の記憶をも侵食してそして人は自然へと帰って行くものなのでしょう。その地球上の自然環境が、人の営みによって大きく崩されようとしています。火を使う人間文明の発達によって、全地球規模で起こっている環境の変化は、二酸化炭素の排出と大気中への蓄積によってもたらされる地球温暖化の影響が、世界中の気候の変動や南北極地の氷の融解と海水位上昇として、至る所に顕著に表れてきています。それは過去の気象観測データが参考にならない程、著しい気象現象の変動をまねいたり、地震による津波の規模が潮位の上昇により起こる、べき乗的変動を起こす可能性が有り、過去の気象データや経験による想定をはるかに超えた災害となり得ることを忘れてはならないと言うことです。
 人間にとっては触れるべきではない(これらは神様の領域であると思います)分野の、DNA操作や原子核分裂(融合)技術による生命やエネルギーの創造についても、同じことが言えると思います。人為的に引き起こされる変化は、もはや過去の経験値やデータでは、予想も付かない変化や取り返しが付かない結果をもたらす可能性が有る!ということを認識して取り扱う必要が有ると思います。
いずれにしましても、こんなにまでグローバル化した人類の地上の社会活動において、人間のおごり高ぶりや油断からもたらされる過ちの積み重ねは、自然界への直接的なダメージとして蓄積されていて、もはや早晩自然界の回復力の許容範囲を超えてしまいかねません。人間は何時までも身勝手な欲望に支配されるのではなく、私たち人間を始め多くの生命を育んでくれている、この母なる地球の大自然の中で生かされていることに感謝して、生類の互い助け合いと環境を守っていくことに、一人一人が出来るところから努力しなければならないと思います。
今年もまた例年のように冬が過ぎ、温かく光あふれる春が訪れようとしています。しかし、誰しも昨今の異常気象ともいえる自然環境の変化に気付かされていると思います。そしてその変化のスピードが、近年は徐々に早まりつつ有ります。本当に手遅れにならない内に、切り替えが必要な時期が到来しているのでは無いかと思います。
みなさんはどの様に感じておられるでしょうか?。
  

Posted by murekaze at 11:50コラム