伊集院の商店街通りを徳重神社に向かって歩いている妙円寺詣りの隊列に遭遇。

今日は、日吉町日置の売別荘の山林境界立会いと、同じく日吉町日置に新しく預かった売り家の取材の為に、伊集院の街中を通ってみたら丁度妙円寺詣りの隊列に会いました。鹿児島では毎年１０月の第４日曜日に、妙円寺詣りと言う歴史的な行事が引き継がれて来ています。
もともとの始まりは何時頃から始まったのかははっきり解ってはいないそうですが、南日本新聞の記事の（'07/10/13 本紙掲載）によると、「慶長５年（西暦１６００年）９月１５日に、島津義弘は関ケ原で敗北すると、敵陣の中央突破を敢行し、多くの犠牲者を出しながら国元に帰還した。その苦難と壮挙をしのぼうと、旧暦の９月１５日に近いこの日に、鹿児島市から義弘の菩提（ぼだい）寺である伊集院の妙円寺（現・徳重神社）まで、約２０キロを徒歩で踏破して参詣する。甲冑（かっちゅう）姿で参詣する人々も多く、いかにも鹿児島らしい勇壮な行事として知られている。」と記されています。
参考ＨＰ　⇒　http://373news.com/_bunka/jikokushi/28.php

日置の取材も終えて、帰り道には天気も良かったので、沢山の人が鹿児島市内から伊集院に続く街道を歩いていました。明日が本番だと思いますが、既に詣りを済ませて帰り道の人も有り、日頃はひっそりしている街道も、ところどころ長蛇の列に成っている処もありました。

　　
土橋小学校を過ぎて、上土橋のバス停のところには、徳重神社まであと６ｋｍと言うお知らせの看板も付いていました。
この街道は鹿児島市から日置市に入ると、数キロに渡って幅4ｍ以上の広い歩道が整備されていて、鮮やかな色のインターロッキングや桜並木の緑のグリーンベルトが続いています。高台になっているところどころの峠からは、桜島の山頂が垣間見れる場所も有り、ゆっくり歩いてみると歴史のロマン溢れる様な美しい街道です。途中でチェスト館と言う賑やかな物産館も有りますので、家族揃ってのドライブコースとしても楽しめます。
チェスト館　⇒　http://www3.pref.kagoshima.jp/suisui/30-ijyuin/018/
出来れば時間を作って、ゆっくり半日掛かりで歩いてみたいと思いながら、次の予定の時刻が迫っていたので帰り道の車を飛ばしました。

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