2007年04月19日

手作りの良さ

手作りの良さ
週刊メールマガジン「土地と建物の関係」〈VOL,242-07/04/18号〉より~

「手作りの良さ」

私も田舎の不動産物件を扱う事業者として、田舎暮らしを提唱してい
ますが、田舎暮らしお奨め目的は、何も私の取り扱い不動産を買っても
らいたいが為だけではなく、田舎暮らしをする事で自然環境と親しみ、
自然界の微妙なバランスの中で、私たちが生かされている事を感じてほ
しいからです。

そのことで、環境を大切にする事や隣人や弱者に優しい思いやりを持つ
事などの、人として当然の心がけと行動が出来る様に成れば良いと思う
のです。

でも理想と現実とは何かと相反していて、水が高いところから低いとこ
ろに流れていくように、人間も楽な方へ楽しい方へと動いていくのが常
です。

時間的な便利さや、物質的な豊かさを求め、人口と資本の集中を効率的
に行うとしたら、やっぱり都市を形成し生産と労働力の集約が行われる
ことに成るでしょうし、現実的に産業や資本が集まる、大都市が形成さ
れる事で科学文明は栄えてきました。

自由経済社会の経済的な豊かさが、民主主義を支えている事も事実でし
ょうし、今更、文明の恩恵を受けない全くの原始社会の生活に戻るよう
な事は、誰も望んではいない事だとは思いますが、このまま人間の欲望
のままに自然環境の破壊が進む事は、何としても食い止めなければ成ら
ない事だと思います。

そこで、もう一度原点に変える意味も有って、田舎暮らしをお勧めする
わけです。田舎には疲れた心身を癒し、人の心を優しくする不思議な力
が有ります。やっぱり誰にでも有る心の故郷だと思います。

田舎暮らしと言うと、山村や農村で自給自足の生活をする為の、文明と
は逆行する事のように思われがちですがそうでは有りません。私が考え
る田舎暮らしは、文明が発達した今だからこそ出来る、大自然と調和し
た生活を模索する事だと思います。

機械文明が発達し、産業や商業の発達で、物資や食料品の生産など、日
常生活のためのあらゆる生産の仕事が、専門的にかつ機械的に行われる
様になり、私たちは物を作ると言う作業から離れてしまっていることに
気が付きます。

また、物作りを仕事にしていると言う人でも、それは商品の為の物作り
で有り、熟練した技術により商品として同じ種類のものを作り続ける事
であり、大量生産の為の機械の手と基本的には変わりが無い事に気付き
ます。

人間にとって本来の物作りは、自分や仲間が生活のために使い安い道具
を作った事が始まりですので、大量に作る必要が無くその代わり時間を
掛けて、自分の手に合った使いやすい物を作っていた筈です。

自分で作ったものですから、自分で調整も出来手入れもしっかりして長
持ちするものが出来ていた筈です。今でも手作りの家具や楽器や道具は
付加価値が高く高額になるのは当然だと思います。

そんな風な、手作りの良さみたいな、たとえ時間やコストが少々掛かっ
ても、自分やまわりの為に成る様な、手作り感覚の生活を田舎で見つけ
ようと言うのが、田舎暮らしの本当の目的だと思います。

手作りの良さというのは、手作りの物を使ってみて少し分かり始め、自
分でも手作りでものを作り初めて、その大切さや必要性が分かってくる
ものです。

自分の人生をもう一度自分の手で作り直す、と言うような手作りの良さ
を感じながらやり直してみる!。そんな生活をする事こそ、本来の田舎
暮らしの主旨ではないかと考えます。

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Posted by murekaze at 10:03 │コラム
この記事へのコメント
同感です。

「田舎には疲れた心身を癒し、人の心を優しくする不思議な力
が有ります。やっぱり誰にでも有る心の故郷だと思います。」

という風さんのお言葉、そのとおり。

だから、自然の抱かれて生活したいという欲求は、ほとんどの人が持っているはず。だんだんと、世の中の風潮もそのようになってきています。

いろんなしくみを考えて、この「田舎暮らしの夢」を実現していきたいですね。
またお手伝いしたいですね。
Posted by 11kagoshima at 2007年04月19日 13:16
ご無沙汰しております。

仕事柄、朝8時半に出勤し、帰宅が午前1時を過ぎるのが当たり前!

1日中バタバタして、眠る間際まで『急げ急げ!』なんて言いながら床につき、数時間後にはもう起きるのだなぁ…なんてガッカリする日もあります(苦笑)

牟礼岡に住んでいた幼少時代は夏は虫や蛙の大合唱が賑やかで眠れなかったのが懐かしいです。

朝には鳥(カッコウ?)の鳴き声で目が覚めたものでした!

先日、毎日の忙しさに疲れ、財部(現在の曽於市)に嫁いだ親友の家まで遊びに行って来ました。

のんびり下道で行くつもりが寝坊したので高速で…。

高速だからと期待もしていなかったのですが、桜の散った山に藤の花が咲いていました。
鮮やかな藤色に、道端のネジ花に癒されました。

親友に会うと、木で作られたスプーンがマイブームだそうで、舌触りがいいのよ〜と木製スプーンでアイスクリームをいただきました。

街で働き、街に暮らす私には すっかり忘れた『ゆったり』した感覚や考え方に癒された休日となりました。

相変わらず今日も明日も帰宅は午前さまですが、また頑張ろうと思いました!
Posted by 猫娘 at 2007年04月20日 02:44
11kagoshima さん、私たちの手で皆で協力してがんばりましょう。

猫娘さん、お久しぶりです。清清しいコメントで癒されました。
毎日のスケジュールが一杯だと大変ですね。
でもそんな中で、ふとした安らぎを得れる休日の短い時間が、例えようの無い輝きを持つ事も有ります。それは、心を癒す自然や家族や旧知の友が有るからです。つながりを大切にしたいものですね。
Posted by kaze at 2007年04月20日 09:03

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