2006年12月14日

遺伝子のスイッチ

遺伝子のスイッチ
●皆さんは、遺伝子研究で世界的に有名な村上和雄先生をご存知でしょ
うか?。村上先生は筑波大学名誉教授で、世界に先がけ、高血圧の黒幕
である酵素「レニン」の遺伝子解読に成功し、一躍世界的な業績として
注目を集める、現在ノーベル賞の有力候補とされる注目の人です。

私は数年前に、村上先生の講演を聴いたことが有り、衝撃を受けたこと
を覚えています。それは、人の遺伝子には生命体としての全ての可能性
を含んだ遺伝子の要素を生れながらに持っていて、それはONとOFのスイ
ッチを持っていて、そのスイッチがONに入った時にそのことが実現する
のだと言うことでした。

つまり私たちの体には、奇形や病気になる為の細胞や、がんになる細胞
の遺伝子を生れながらに持っていて、細胞が死滅する為の生命体の死を
司る遺伝子も、そのスイッチで制御されているそうです。

又、そのスイッチのONとOFは、初めからすべてが決定されている事では
無くて、生活している環境や、摂取している栄養のバランスや、精神的
な事での嗜好性で後天的な変動が有ることも事実なようです。

と言うことは、人間の病気や寿命のことも初めから運命として諦めるの
では無く、病は気からと言うように、気持ちを切り替えることによって
病気も克服する事がある事は疑いの無い事実だと思います。

私も、そのことを何度も感じたことが有りますし、自分の心でそのスイ
ッチのONとOFを切り替える事が出来るものだと解るように成りました。

●村上先生の著書で、そんなことが良く解る本が有ります。
【生命の暗号】あなたの遺伝子が目覚める時、と言う本で、Amazonで販
売されています。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763181831/sanshin1

又、検索エンジンで「村上和雄」で検索したら、その本の記事と概要の
ページがトップ掲載されました。良くまとまっていて解り安いHPです。
http://www.wink.ac/~ogaoga/hon8.htm

その他、村上先生の発言や著書には学会やマスコミからの賛否両論が色
々と有るようで、新聞記事やたくさんの文献が有りました。興味が有り
内容を読んでみたら、残念な事に堂堂巡りの水掛け論がほとんどでした。

私は数年前に村上先生の講演を聴いたことが有ると書きましたが、そこ
で私がはっきりと感じた事は、村上先生が万人に伝えたかった事は、先
生の研究成果の正当性や自らの科学者としての名誉の事では無く、講演
を聴いている私たち一人一人が、この大宇宙の中に奇跡的に芽生えた、
一つの生命体「人間」としての幸福を、自己実現をするにはどうしたら
良いか?と言うことに付いてでした。

昔から「科学」にしても「宗教」にしても、その時代において、ほんの
少し大脳が進歩した人間が考え付いた「理屈」の正当性を守る為の詭弁
であるとしたら、いつも斬新でもっともらしい「理屈」に凌駕される運
命を持っている事でしょう。そのようなまがい物の「理屈」に起因する
危険を察知せねば成りません。

「科学」や「宗教」が、そのそれぞれの「理屈」を守る為では無く、か
けがえの無い「尊い生命」を守る為に駆使されることを切望して止みま
せん。

今後は大学の現役を退いて、世の中の為に役立つ事に従事したいとおっ
しゃる、今後の村上先生の活動には益々注目したいと思います。そして
何よりも自分自身がこの世界に生れで出でたことの意味を全うするため
に、精進努力を惜しまない事を、自分なりに決意したいと思います。

自分の心のスイッチは、何時でも自分が握っているのですから・・・。


同じカテゴリー(コラム)の記事画像
再エネに冷や水浴びせる電力会社の契約中断
「取引士」に改称/宅建業法改正案/主任者の地位向上
日本の人口は2055年には7千万に台になる?!。
自然エネルギーを利用した再生エネルギー発電
すべて事実。実際に異変を感じている人たちがいる
霧島市役所の方がいたら気を悪くしないで下さい。
同じカテゴリー(コラム)の記事
 再エネに冷や水浴びせる電力会社の契約中断 (2014-10-13 12:42)
 「取引士」に改称/宅建業法改正案/主任者の地位向上 (2014-09-26 11:45)
 日本の人口は2055年には7千万に台になる?!。 (2014-08-31 19:15)
 【借金に追われて】日本が太平洋戦争に突入した理由が悲しすぎる【原発・靖国まで】 (2014-07-22 09:09)
 自然エネルギーを利用した再生エネルギー発電 (2014-05-21 13:03)
 すべて事実。実際に異変を感じている人たちがいる (2014-05-13 21:54)

Posted by murekaze at 10:14 │コラム
この記事へのトラックバック
タイトルは度々ブログで紹介している月刊致知の6月号での対談記事のタイトル。対談は、慈眼寺住職の塩沼亮潤氏と筑波大学名誉教授の村上和雄氏。修験道の中でも最も過酷な行の一つと...
極限の中に生きて見えてくるもの 【安曇野に暮らす】at 2007年05月11日 00:55

削除
遺伝子のスイッチ